
皆既日蝕を見たいと思ったことはありませんか。
僕は思っていたので2012年に見てきました。
限られた場所で数年の間に数分だけ起こる奇跡、月が太陽を完全に喰らう『Total Solar Eclipse』に立ち会ってきました。
皆既日蝕への一人旅、行ってみましょー!
ゴールドコースト(Gold Coast)へ
まずは空の玄関口たる、関西国際空港へ。
そこで、2年ぶりに懐かしの人物と偶然に再会します。
向こうはとても驚いていました。
僕は学生時代、天文部に所属して天文台でアルバイトをしていました。
その当時、その天文台の管理人をされていた方と再会を果たしたのです。
目的地はすぐに分かりましたよ。オーストラリアのケアンズ。僕と同じ皆既日蝕を目指すのです。
『似た者同士は引かれあう』というか『類は友を呼ぶ』ってこういう事だと思いました。
その方はツアー、僕は個人旅行なので一緒に行動することはありません。
しかし、お互いの旅に成功を祈りつつ、別れました。
まずはゴールドコーストへ。
ケアンズへの直行便チケットが取れなかったので、ゴールドコーストを経由することにしました。
クーランガッタ(Coolangatta)
ゴールドコーストからケアンズへの国内便が出発するまで時間がありましたので、街へ繰り出します。
クーランガッタの海岸へ。美しい海でした。
波乗りに興じるサーファーたちが沢山いましたね。
楽しそうでした。
場所
Q1
オーストラリアで一番高いビルディングです。
Q1を見上げる
展望台に上がって、海を見下ろしに。
タワーから見る景色はよかったです。
青い空!
青い海ッ!
白い波ィィィィ!!
そして昼食にしました。
海を見ながらはいいものです。
そして、コロナ(皆既日蝕)を見れるよう、ゲンを担いでビールは『コロナ エキストラ』です(笑)
場所
ゴールドコースト空港へ
ケアンズ便に乗るために戻ってきました。
何も考えずに搭乗手続きをすませて搭乗口へ。
しかし、ここでトラブル発生。飛行機が来ない。
冷房のきいた建物内で薄着なため、数時間に渡って凍えることに。
何も考えずに上着を預けてしまっていました。
しかし!
飛行機が遅れたおかげで良い画が撮れました。
全てを許しました。
この写真のために飛行機は遅れたんだと理解しました。
場所
ケアンズ(Cairns)
飛行機が大幅に遅れて大変でしたが、その日のうちにホテルへたどり着きます。
プルマンケアンズインターナショナル(Pullman Cairns International)
滞在したホテル。けっこう上等なホテルです。
世界中からエクリプスハンターたちが集うので、高いホテルしか空いてませんでした。
場所
気球ツアー
二日目にツアーを入れてました。
せっかくのケアンズなので、乗ったことのない気球に乗りました。
午前2時に起きました。ホテルに着いたのが遅かったので眠い。
現地に着くと、膨らましてました。
夜が明け始めました。
気球に乗り込みます。高いところは怖いですね。
高さにビビリながらも景色を楽しみました。
スウィートビストロ(Sweet Bistrot)
ホテルの近くにあるカフェです。
ちょいちょいお世話になりました。
とりあえずはコーヒーを。
ココアパウダーは東海岸側のスタンダードでしょうか。
ゴールドコーストやシドニーもかかっています。
お腹が空いていたので、朝食を。
味は濃かったですが、美味しく頂きました。
場所
フレッカー・ボタニック・ガーデンズ(Flecker Botanic Gardens)
植物園に出かけました。異国の植物でも見に行こうと思ったので。
一通り見終わったところで、カフェで休憩です。
帰りのバスを待っていたらカナダ人のおじさんに話しかけられました。
(バスはだいたい遅れてきます)
1ヶ月くらいケアンズにいるとのこと。
「こっちはトロピカルだからな」
確かに、カナダは寒いイメージがあります。
1ヶ月も滞在するとは、なかなか出来るおじさんです。
場所
トリニティービーチ(Trinity Beach)
旅も三日目に、ついに待ち望んだ其の日が来ました。
皆既日蝕を見るために見晴らしのよいところへ。
手配しておいたタクシーに乗り込みます。
『三位一体海岸』
『ご飯』と『味噌汁』と『漬物』だったかな?
いえ、たぶん『父』と『子』と『聖霊』でしょう。
別にキリシタンではないのですが、ゲンを担ぎたくなったのですね。
夜明け前の星から撮影するのが、僕の決まりごとです。
星から夜が明けるまで。
人も集まってきました。
太陽が登り、欠け始めます。
途中まで曇っていたので、無理かと思っていまいたが奇跡的に見れました。
空が暗くなり、星が見えました。写真は白いですが、肉眼ではコロナは真っ赤に見えてました。
感動して脚が震えていました。震えるなんて人生で初めての経験です。
目的を達成し、長年の夢が叶った瞬間でした。
隣にいた名も知らないカメラマンと、目を合わせてニッコリとお互いに笑いました。
場所
ケアンズの町
実はケアンズは2度目。昔を懐かしみながら歩きました。
昔、ここで懸垂してました。
当時の鉄棒はありませんでした。
そして、最後の晩はホテルの近くのイタリアンで。
スパゲティー、エスプレッソ、ケーキの全てが美味しいです。
ケアンズ空港
旅を満喫したので、日本へ帰ります。
また来たいなと思いつつ、空港へ。
さらば、ケアンズ。
さらば、オーストラリア。
そして、ありがとう。
場所
最後に
どうでしたか。
お楽しみいただけたなら嬉しいです。
この旅は僕の人生におけるハイライトのひとつですね。
いろいろと詰め込んでヘトヘトでしたが、楽しかった。
何より皆既日蝕という奇跡に立ち会えて、本当に良かったと思いました。
ご参考になれば幸いです。