
富士山。
その名を知らぬ者はこの日本にはいるまいと思います。
高く、美しく、そして憧れさえ感じます。
そして、体力の大切さを教えてくれた存在でもあります。
登りたくなったので、2013年の夏に登ってきました。
美しい光景をたくさん見せてくれました。
それでは行ってみましょー!
富士宮口(表口)五合目
富士宮ルートより登山しました。
当初、東京の友人と一緒に登山する予定でした。
しかし、時間になっても合流できず。電話をしても話がかみ合わず。
なんと、友人は登山口を間違えていました。僕は静岡、友人は山梨です(笑)。
「マジか…」
もはや笑うほかにありませんでした。
(のちに、僕はその友人のことを『伝説<レジェンド>』と呼ぶことになります)
というわけで、早々に単身での登山となりました。
ちなみに、後日ビールをたくさん飲ませてくれたので、友人との遺恨はありません(笑)
場所
山頂を目指して登り始めます。
六合目
あっさりと六合目に到着です。
余裕があったのはここくらいまでです。
撮影機材の重さと空気の薄さで、このあとはしんどくなってきます。
天気が良かったので、なんとか気持ちをつなぐことはできました。
場所
この辺りは雲が綺麗にみえました。
やっぱり山は気持ちいいです。
九合目
やっとの思いで宿に到着です。
昼から登り始めたので、夕方には9合目の宿にたどり着きました。
相変わらず、山は雲が面白いです。
万年雪山荘で、しばしの仮眠。
九合目ともなると、かなり空気が薄いです。息苦しくて目が覚めるほど。
うとうとしながら朝2時まで体を休め、それから山頂を目指しました。
場所
頂上
少し動くとすぐに息が切れます。休憩を繰り返しながら、一歩一歩と二本の脚で丁寧に登って行きました。
そこから、東の空が見れる場所に移動して夜明けを待ちます。
星が綺麗でした。薄明も美しかった。
寒さに耐えながら、待ち続けてご来光でした。
重い機材を背負って登ってきた甲斐がありました。
そのまま、その年に制作する予定だった残暑見舞いの写真を撮りました。
剣ヶ峰
撮り終えてから、日本で一番高いところへ。
お鉢巡り
空気の薄さ、機材の重さ、疲労からなかなか歩みが進みませんでした。
「やめておけば良かったかも…」
とか思いながら、かなりの時間をかけて回りました。
巡り終わったあとに飲んだ甘酒が、とってもとっても美味しかった。
そして、寝心地の良さそうな地面にごろんと転がって仮眠しました。
下山
しばらく休んだのち、下山。
降りていくうちにどんどんと空気が濃くなっていき、どんどん元気に。
途中、外国人が僕を見てきました。
「あいつロックだな。いつもスクワットしてるようなもんじゃん」
って感じで英語で言ってました。僕は大層な荷物を背負ってましたからね。
新富士駅
バスに乗って新富士駅に戻りました。
旅に出たら土地の食べ物を楽しむ、というのがいいですよね。
桜えびに惹かれて食べてきました。
美味しかった。下界は素晴らしいです。
最後に
どうでしたか。
楽しんでもらえたなら嬉しいです。
この旅は大変でした。泣きそうでした。
あと、晴れて良かったです。いい画が撮れましたから。
そして。登山具一式を貸してくれた後輩に感謝でした。本当に助かりました。
この記事が何かのお役に立ったら幸いです。